コロナウィルス、これからへの想い

コロナ, 健康, 工藤シンクの世界

コロナウィルスとこれからへの想い、2020′ 3.29 時点での 工藤シンクなりの本心・見解です。

インタビュー動画と文字起こしをした要約を掲載させていただきます。
(エコビレッジ サイハテを訪れた女子大生がいきなりカメラを回しはじめ、何の準備もなく突然のインタビュー開始だったので…キワキワな表現もありますが、歯に衣着せぬ言葉で本心を語れたのは逆によかったともおもいます)

 

 

(文字起こし・要約協力 : 石野 慧太)

インタビュアー『今、コロナで大変なときに、とても嬉しそうに笑っているのはあなたですけれど…それはどうしてでしょうか?』

(以下、工藤シンク)

今、人生で屈指のとても清々しい気分でおります。

僕は子供の頃からこの世界に絶望していました。

というのは、この資本主義競争社会に生まれてきて、いい高校、いい大学に入って、死ぬまで出世し続ける…みんなで競争し続けなければいけない社会に、子供の頃から絶望していました。

なんとかならないのかと。

そんな人生…せっかく地球に生まれてきたのに最低じゃないかと。

しかし、大人になって、僕は僕なりにこの世界をより平和にと…みんなと調和、自然と調和して生きていこうと…ルールとか、国境とか、リーダーなく、みんな自発的に幸せでいようじゃないかと…

その足しになればと思ってこの1万坪のフィールドに30人が暮らすこのサイハテという村 (※1)を作っているし、さまざまな革命的活動をしてきましたが…でも、やはり世間はそうは変わらないものです。

3.11が起きたときも、これで日本が変わると確信したけれど…いうほど変わらなかったし、これだけ気候変動して災害などが増えてきて、それをみんなが体験しているのに…いうほどなにも変わりませんでした。

僕は地球人類にビンタをしたいような気分でこの数年おりました…が!

たった今、コロナでみなさん…僕もですけど、みんなそれぞれ感じていると思います。

人生の意味、地球に生まれている意味…

コロナにおいては国境はもうないです。

僕らが生きていくために、幸せであるために、解決したいとするならば、世界で手を取り合うしかないのです。

…最高じゃない?

 

これは不謹慎な言い方をします。

誤解も平気で言うならば…コロナウィルスは今のところお年寄り、免疫力の弱った人だけが亡くなってしまうというものならば…僕はかかりたいです。

だって、死ぬまで元気でいなければ死んでしまう…

…最高じゃない? そんな設定。

 

要は、ストレスを溜めず、いいものを食べて、健康的に暮らすということが、僕らの新しい設定として植えつけられるんだったら最高じゃない?

死ぬまで元気だったら、死なないんだから。

別に偉そうには言えないけど、僕はそういう場所を作っていて、畑もあるし、鶏とかヤギとか…この辺りはイノシシもいっぱいいて、海も近くて、蜂もいる。

世間が農薬とかを撒いている分、素晴らしいニホンミツバチとか野鳥たちがここに集まってる。実は。あんま言わなかったけどね。みんなが地球を汚せば汚すほどここに野生動物が集まってくるんですよ。

なので、不謹慎ながら僕は、本当に人生屈指の清々しさでいるし、
みんながそうやらないと生きていけないと、そうやって手を取り合っていくしかないのならば…とてもいいと思います。

現状、今、いろんな気持ちがあるのはわかります!

お金のこと、生活のこと、子供のこと…もちろん大変なのもわかりますけど、乗り越えていきましょうよ!

それしかないんだもん。 それでいいし。

もしこれでみんなが疑心暗鬼になって、手を取り合うより、むしろ断絶していくんだったら…下手したら経済を優先して戦争などになっていくようだったら…僕はいっそもう、人類絶滅してもいいと思います。

それくらい節目を味わってると思うので、よろしくお願いします!

みなさん。未来のために。

よろしくお願いします!
大変なのもわかります!

けれど、もし何か、ほんと絶望でどうしようもなくなったらここに来てください。

熊本のエコビレッジ サイハテで、何かひとつヒントを得て…助け合っていくこともできるでしょうし、

なので、みんなで乗り越えていきましょう!!

サイハテ村にGO!

(といっても)『サイハテのような暮らし』でいいんです…無理だから、この1万坪に世界人類は逃げてこれないですけども、この日本という島は…僕は世界中いってるからしってるけど、本当に素晴らしいんです。

温泉、豊かな森、自然、川、水…そして和を尊ぶ人民。

なので、冷静にこの恵まれた島の上で手をとって、それを世界の人が見たら…それでいいんだと、世界のみんながわかりますから。

というのは…今アメリカでは銃の売り上げが何倍にもなっていて、アメリカのエコビレッジでは武装を始めていて…30~40年たって、理想の桃源郷、自給自足の村になっているエコビレッジですら…アメリカは狩猟民族、歴史がまだ200年足らずというのもあるけれど、実はみんな信用してないわけ。
だから経済が破綻したり、食べ物がなくなったら、あるところに奪いにいくというマインドセットの人民で。

だから銃を買って自分を守り合うし、最悪勝ち残るという発想なんだけど…日本人は和をもって乗り越えられるし、そのクリエイティビティは世界を驚かせることができる。

これでいいんだ、これで地球で生きていけるんだと、みなさんで証明できると思っているので!

よろしくお願いします!!!

 

(※注1) エコビレッジ サイハテ
工藤シンクが立ち上げた、熊本にある1万坪に30人が暮らすネオコミュニティー。
ルールやリーダーという設定なく、合言葉は『#お好きにどうぞ』というティール組織な運営形式にて営まれている。
〝電気・ガス・水道・政治経済がストップしても笑っていられる 村づくり〟をテーマに2011年に開村、これからの時代のライフスタイルを模索実践し、世界に提案し続けている。

 

こちらに、このインタビューのノーカット版も添えておきます。

 

というのは、このインタビューが僕の暮らすエコビレッジ サイハテの日常のなか、ゲストの女子大生が突然カメラを回しだし…何の心構えもなく、突然に始まったという〝空気感〟も大事だとおもうからです。

準備しての撮影ならば、もっと気の利いたことをお話ししたでしょうし、諸々を和らげた表現もできたでしょうが…〝あの日、あの時〟の僕の気分が嘘なくパッケージされたリアリティも貴重だとおもいまして。

 

もちろんコロナウィルスの影響や被害、これからの人類の向かう先は簡単に語れるものではありません。

いち個人の想いとして、ひとつ受け止めていただけたら嬉しいです。

↓僕が日本は豊かで、『手を取り合えば大丈夫』という根拠はここにあります

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