虹の色数は? みえない〝色〟をみるススメ
あなたがいまだ知らぬ、みたこともない〝色〟がある!…どんな色!? それはまさに、あなた次第
美しい虹、色彩溢れるカラフルなグラデーション。
〝全ての色〟が含まれている白い(透明な)光から特定の波長が抽出され、カラフルな色彩を垣間見せてくれています。
そのグラデーションは赤から紫へと…〈 赤 – オレンジ – 黄 – 緑 – 水色 – 青 – 紫 〉と連続した配列が決まっています。
両端の赤と紫、その外側は無色透明で何もないようにみえますが……実はその先にも膨大に色が続いている! としたら?
『見る』とは『目が光をキャッチし、脳がその信号を処理し、認識化している』ということです。
それこそが人間の『見る』ということであり、当然ながらその処理能力に限界値もあるということですよね。
赤より遅い波長の光は[赤外線]とされ、人間には見えません。
紫より早い波長の光は[紫外線]とされ、人間には見えません。
人間が認識できる範囲の〝外〟の光線というわけ。
つまり人間が処理しきれないから『見えない』だけであり、事実、赤外線や紫外線を『見ている』動物や虫もたくさんいるわけです。
同じ人間にしてみても、色盲の人もいれば一般の色覚の100倍を認識できる[四色型色覚]を持つ人間もいますから、まさに十人十色…75億人75億色の視覚世界とすらいえるでしょう。
そうなってくると、そもそも〝見える〟とは?〝色〟とは何? というお話にもなってきますが……
実際には(科学的には)光の中に色はなく、特定の波長に対して僕らの脳が色を設定して見せているだけらしいですよ。
そう、僕らが見ている世界はある意味幻想、思い込みの産物みたいなものということですが…それをいったらこの世界の認識全てがそうでしかないわけで………
とにかく、僕らには見えない〝光線〟や〝色〟が『ある』ということには違いありません。
〝見えない色〟をみる人々
実は人間にも[赤外線]や[紫外線]をみることが出来る人が極々少数発見されているんです!
爬虫類や鳥類にみられる[四色型色覚]を持つ人は遺伝的にも女性に一定数はいるそうですが、そのなかでもブッチギリに高レンジな視覚をもつ人たちもいます。
そういった人たちは、僕らとは全く違った視覚認識でこの世界をとらえています。
一般的には同一でしかない鳥の雄雌の羽の色を全く違う色として認識できたり、水面の乱反射でその下の状況を見て取ることができたりするそうです。
ある人はサラダのミニトマトを並べる時は赤のグラデーションで美しく盛り付けするそうで、それはもちろん一般的な視覚の人には全て同じ赤なのでしょうが、、、それにしたって直感的にもそのほうが僕らも美しいと感じることは間違いないんじゃないでしょうか?
僕もそんな視覚能力を持つ女性に会いにいったことがありますが、もう、ぶっ飛びでしたよ!
その女性に『世界がどのようにみえているのか?』と質問したら、『あなたたちには見えない〝色〟だから伝えようもないけど…強いていうのなら、NASAとかが天体望遠鏡で銀河や星雲を撮影したような世界観が近い』とのことでした。
↓つまり、その女性にしてみたら世界はこんな感じにみえるということです!(強いていうなら)
…つまりですよ、今もまさに、僕やあなたの目の前も、レンジの広い波長までとらえた視点からみたらこのようなことになっているということ? です。
信じられない世界観とはいえ、その女性にとっては普通にそうなわけですし…宇宙は全て〝エネルギー〟や〝粒子〟〝波〟という観点からみても、ミクロとマクロの相似象的な観点からみても……この『全ては宇宙でしかない』という世界観は妙に腑に落ち、ピンとくるところでもあります。
『こんな世界観では生きていけない!』と感じてしまいますが、僕らは生まれてからずっと〝人間〟としてその限定的な世界観や常識の中で生きてきただけで…虫が何百個の複眼で世界を眺めているのも、コウモリが超音波を使い暗闇で自由に飛び回るのも…生まれたときからその世界観で生きているのだからいたって普通のこと、なんの問題もないわけで…
当然その女性は生まれた時からそんな視覚世界で生きてきたので問題もなく、小学生低学年の時にわまりの人々の『見えてなさ』を知り、逆に一般的な視覚のレンジの狭さに合わせて生きるというチューニングにて社会生活を営んでいるそうです。
この女性との衝撃の詳細については別の機会にじっく取り上げていこうとおもいます。
確実に世界がひらけますので、お楽しみに!
虹の色数
さて、虹の色数は何色ですか?
日本人は『7色』とする人がほとんどですが、それは日本の常識です。
こちらが各国の虹の色数の違いの一例となります。
世界的にはまさに色々、8色の国もあれば2色で片付けてしまう民族もあります。
これはほんの一例で、この他にも膨大なカラー認識がありまして、『明るい系の色』を『白』でまとめたり『暗い系の色』を『黒』でまとめてしまうような文化・民族も少なくありません。
もちろん虹の色数に正解はありませんよね。
7色といえば7色ですし、2色といえば2色ですし、目をこらせばそれこそ何百色だって何千万色だって見極めていくことができるのですから。
色の認識力には環境や文化、教育等も大きく影響しているとおもいます。
特に日本語には微妙なニュアンスを伝える語句が多く、色においても『藍色』『茜色』『木賊色』など細かく言語化されています。
だからこそ その色を認識できるともいえ、逆にいえば言語化されていない色は認識できないともいえるわけです。
虹を2色とするバイガ族は繊細な色を区別する必要のない文化やライフスタイルなんでしょう。
僕らの常識は世界的には非常識だったりしますし、〝色〟という感覚的な部分ですら〝文化〟や〝概念〟のレンジで存在しているということに気づかされますね。
(ちなみに『虹は7色』と設定したのは万有引力の法則で有名なニュートンで、ギターの原型となるリュートの音階に照らし合わせて7段階にこじつけたということです。個人的には〝音〟と〝光〟の波としての特性としてとても興味深い見解だとおもい、またの機会に掘り下げてみようとおもいます)
〝見る〟
僕らが『夢をみる』も〝見る〟ですし、イメージを膨らませているときも想像で脳内ビジョンを〝見て〟いることでしょう。
オーラをみる人も、霊視をする人も、それは〝見る〟といいます。
こと〝見る〟だけにしてもとんでもない世界観の違いがあるわけですから、、、聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感のキャッチ力と解析能力・脳内処理、知識・経験・意識による〝認識〟の違いは〝人間〟という世界にしたところで十人十色どころか75億人75億色ということ。
スポーツ選手はスポーツ選手の視点で、デザイナーはデザイナーの視点で、大工さんは大工さんの視点で、料理人は料理人の視点で、経営者は経営者の視点で、主婦は主婦の視点で、、、、それぞれのスペシャルな視点で世界を眺めている。
人間に限らずも、菌類は菌類の世界観を、虫は虫の世界感を、動物は動物の世界観を、植物は植物の世界観を、それそれが活き生きている。
それだけでこの世界の多様性と素晴らしさ、完璧さ、だからこその循環と安定を感じてしまいますよね。
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