『お金で心は買えない』のか?

人間学, 哲学, 工藤シンクの世界

『お金では心は買えない』といいます。

むしろ『お金では心しか買えない』というみかたはどうでしょう?

 

人間は感情の生き物

『人間は感情の生き物』といいますが、それは本当にそうですよね。
どんな情報も物も感覚も経験も、最終的には感情で味わっているわけですから。

感情なき段階では全てはただ存在するだけにすぎず、それぞれに意味や価値をつけているのはいつだって〝心〟です。

つまりはお金で買えるアイテムやサービスは全て、心を動かし満たすために存在しているといえる。

例えば『テレビが欲しい』人はいませんよね、ただの機械の箱としては。
画面に映る情報やコンテンツを味わい、心を動かすためのテレビなはずです。
「家族のためにリビングに最新型のかっこいい大型テレビが欲しい」といくら付加しようが、それは総じて心を動かし満たすための欲求からきているはずです。

全部そうです……希望も不安も、欲求も満足も、、、全部、〝心〟

 

ならば私たちは『お金で心を買っている』だけともいえる。

むしろ本質は〝心〟こそだと知っているがゆえに……『お金で心は買えない』と言いたがる生き物なのかもしれません。

(、、、それをいったら『お金が欲しい』なんて人もいないんですけど、ただの紙としては)

 

 

……え? そういうお話じゃなくて『他人の心をお金で自分のものしたい』ということ?

、、、それならば、どうすれば『自分のものになった』と思い込めるのか、自分の心と向き合うしかない気がします。

人間の心は売っていませんからお金では買えませんし、『そんな単純なものではない』と僕の心は叫んでいます!(笑)

 

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